(Japanese)Morgan Stanley、TSMCとサムスンの評価引き下げ
Morgan Stanleyが2017年11月26日付報告書で、18年のメモリ市場が供給過剰になるとの見通しから、ファウンドリ最大手の台湾TSMC、Samsung Electronicsに対する評価を引き下げた模様だ。
引き下げの理由には、HPCC(高性能計算)向け半導体需要が減速の傾向にあることや、ファウンドリ間の競争がますます激しくなっていること、スマートフォン用AP(アプリケーションプロセッサ)チップサイズの縮小化が、ウェハ需要量の増加を相殺したこと等を挙げている。
NAND型フラッシュメモリ(NANDフラッシュ)価格が17年第4四半期に下落傾向を見せ始めている他、DRAM供給不足が18年第1四半期以降に解消すると予想されること、後発企業の投資増加で18年以降に半導体の供給過剰が懸念されることを評価引き下げの理由に挙げた。