(Japanese)Appleと中国系サプライヤー
Appleが2017年発表のiPad9.7型新モデルに搭載する部材調達でパネル、タッチパネル、LEDライトなどディスプレイ関連で中国系業者製を大量に採用したのに続き、18年に投入するiPad新製品用部品の調達でも、中国系への発注比率をさらに拡大する模様だ。
9.7型新モデルの17年出荷規模が単月200万~300万台、ピーク期には同300万~400万台と極めて好調に推移。
9.7型新モデルに搭載したパネル供給については、韓国LGディスプレイ(LG Display=LGD)とシャープ(Sharp)の2社が主力だったものの、17年下半期からは中国BOE(京東方)を加えた3社体制になった。
また、タッチパネルでも中国O-film(欧菲光)が受注に成功したことで、台湾系GIS(業成)、台湾TPK(宸鴻)の受注比率が減ったと指摘。うちTPKはO-filmに逆転され3番手に後退した模様。
Apple Watchでも、中国系部材業者の台頭が目立っていると指摘。最新モデル「Apple Watch Series 3」では、GF(Glass-Film)タイプの静電容量式になったタッチパネルを中国Biel Crystal(伯爾尼)が独占受注した模様。