(Japanese) Infineon TechnologiesによるWolfspeedの買収が破談になった。
Infineon TechnologiesによるWolfspeedの買収が破談になった。
CFIUS(The Committee on Foreign Investment in the United States)が、
InfineonとCreeに対し、同取引が米国の国家安全保障にリスクを生じさせるものである、と伝えたことが背景にある。
Infineonは、CFIUSから上記の通達を受けたが、そのリスクを軽減し得ると考えられる措置は示されなかったと発表している。
そのため、Infineonは、「この取引は両社が合意した内容では完了に至らないリスクが高い」としていた。
Creeは引き続き、Wolfspeedの事業を継続する。
CEOのChuck Swoboda氏はCreeのリリースで、「InfineonへのWolfspeed売却の取引が破談に終わり、残念に思っている」と述べる一方で、
「2016年度におけるWolfspeedの事業は好調だった。われわれの顧客は、当社の独自技術の価値をさらに認識したようだ。
WolfspeedはCreeの1事業として堅調な道を歩んでいる」としている。
取引の中止に伴い、Infineonは、リバース・ブレークアップ・フィー(買い手側の違約金)として1250万米ドルをCreeに支払う。
Infineonは2016年7月、Wolfspeedを8億5000万米ドルで買収することでCreeと合意したと発表した。
買収は、2016年末の完了を予定していた