(japanese)中国企業傘下でも「東芝」ブランド白物家電継続
東芝から中国の家電大手「美的集団(マイディアグループ)」の傘下に入った家電子会社「東芝ライフスタイル」は8日、事業説明会を開き、今後も日本や一部の海外で「東芝」ブランドでの商品展開を続けることを改めて示した。
マイディアの家電も東芝ブランドで販売し、商品ラインアップを充実させるとした。
東芝ライフスタイルは冷蔵庫など白物家電を手がけている。石渡敏郎社長は、「国内外で東芝ブランドの白物家電を開発、製造、販売する」と強調した。マイディア傘下でも商品開発は東芝ライフスタイルが担う。日本や東南アジアなどでは今後40年間、東芝ブランドの白物家電を販売する。
赤字の業績については、マイディアとの部品の共同調達などでコストを削減し、2017年度(17年1~12月期)には黒字体質にするとした。商品を充実させて売り上げの底上げを図るほか、未進出だった欧米やインドへの参入も検討する。