(Japanese) 【産業動向】ノートPCのSSD搭載率、16年Q4に4割
(日本語) 【産業動向】ノートPCのSSD搭載率、16年Q4に4割 DRAMeXchange調査
調査会社DRAMeXchangeはこのほど公表したレポートで、ノートPC(NB)のソリッドステートドライブ(SSD)浸透率が16年、30%を突破するとの見方を明らかにした。第4四半期に限れば40%を超すとしている。レポートは、SSDとハードディスクドライブ(HDD)の価格差について、128GBのSSDが、500GBのHDDを16年末時点で下回ると予測。背景に、TLC規格のNAND型フラッシュメモリを搭載するSSDの技術がさらに成熟することや、HDDメーカーが利益確保に値上げに動いていることがあるとした。また、256GBのSSDと1TBのHDDの価格差も5米ドルまで縮小するとの見通しを示した。DRAMeXchangeの陳玠瑋リサーチディレクターは、需要やHDD値上がりを背景に、米サンディスク(SanDisk)、台湾Lite-On(光宝科)、韓国SKハイニックス(SK Hynix)、東芝(Toshiba)が15/16nm(ナノメートル)TLC規格SSDの出荷を四半期ごとに伸ばして行くだろうと指摘。これまでMLC規格と韓国サムスン電子(Samsung Electronics)のTLC規格SSDが市場を制覇していた局面を、これら業者が打破していくだろうとの見方を示した。このほか、3D NAND型フラッシュメモリ搭載SSDの業者別進捗については、サムスンが既に量産を果たし、これを米マイクロン(Micron)と米インテル(Intel)が追う展開で、その他の業者は早くとも17年上半期の量産になるとの見通しを示した。また、TLC規格SSDが16年、出荷比率でMLC規格SSDを超え主流になると指摘した。