(Japanese) SHARPは通期業績予測を上方修正

SHARPは3日、2017年3月期の連結営業利益(日本基準)予想について、従来の257億円から373億円に予想を引き上げた。

前年度は1619億円の赤字。台湾・鴻海精密工業傘下となり、スピード経営が浸透していると同社は説明している。

 

通期予想は売上高が2兆円、純損益は赤字372億円に予想を変更した。

 

16年10─12月期は売上高が前年同期比13.8%減の5715億円、前年同期は38億円の赤字だった営業損益は188億円の黒字を確保。

前年同期は247億円の赤字だった純損益は42億円の黒字に転じた。純損益が黒字に転じるのは9四半期ぶり。

 

販売減や売価ダウンが309億円に上ったが、コストダウンや商品構成の改善で437億円、経費削減で113億円などの押し上げ効果があった。