(Japanese)Note 7の発火問題はバッテリーではない?
Samsungの最新スマートフォン「Galaxy Note 7)が発火した原因は、現時点ではまだ明らかになっていない。
当初疑っていたリチウムイオンバッテリーが原因ではないようだ。
Note 7の問題は、充電時間を短縮するためにプロセッサを微調整したとの情報が流れている。
「バッテリーはあまりにも急速に充電すると不安定さを増す」が原因の可能性。
Note 7は、Samsung独自のプロセッサ「Exynos 8893」を用いたバージョンと、Qualcomm製プロセッサ「Snapdragon 820」を搭載したバーションの2つがある。
他社製の新しいバッテリーを用いた交換品でも発火事故が起きた。
Samsungは当初、発火の原因を子会社のSamsung SDIが製造したバッテリーと結び付けていた。
Korea Heraldの報道によると、Samsung SDIはNote 7のバッテリーの7割を供給しており、残りの3割はAmperex Technology(ATL)が供給していた。
当初、ATL製のバッテリーを用いたNote 7については発火が確認されていなかった。
そのため、暫定的な対応策としてSamsungは交換用のバッテリーとしてATLの製品を用いたのである。
ところが、ATL製のバッテリーを搭載した交換品でも発火したことが明らかになった。
香港を拠点とするATLは1999年に設立された後、2005年にTDKに買収された。
同社は2010年以降、TDKの厳しい製造プロセスに従って製造ラインを稼働していると伝えられている。
米Consumer Product Safety Commissionの報告によると、米国において、Note 7の発火は92件が報告されている。