(Japanese)パナ、従来比1.3倍の容量を実現したアイドリングストップ車用バッテリー
パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは、電池材料や構造を改良したアイドリングストップ車用バッテリーの新製品を、「caos」シリーズとして2016年10月上旬に発売すると発表した。
アイドリングストップ車では、アイドリングストップ(エンジン停止)のたびに、エンジン始動や電装品駆動への電力供給が必要となり、大容量で耐久性の高い専用バッテリーを使用しない場合、バッテリーの早期劣化を引き起こしてしまう。
caosでは、正極・負極材料に2種類の鉛粒子を配合した「三次元構造」とすることで広い反応面積を確保し、大容量化を実現。また、バッテリー内部の極板レイアウトを最適化して材料の充填性を高めたことで、同社従来品の「caosPRO」の「性能ランク42」から約3割アップの容量となる「性能ランク55」を達成した。